モクラの戦い(Mokra 1st September 1939)

STR002

2,400円(税込2,640円)

【モクラの戦い】
1939年9月1日朝。ポーランド軍第84歩兵連隊の正面に、ドイツ軍第4装甲師団の第7偵察大隊が姿を現した。ドイツ軍部隊の数はなおも増え続け、砲兵と航空機の支援の下、総攻撃が始まった。

ゲオルク・ハンス・ラインハルト将軍は敵の防衛線を破り、すぐにでもヴァルタ川に到達できると見込んでいた。だが、ヴォリンスカ騎兵旅団のユリアン・フィリポーウィッチュ大佐は鉄道線のラインを死守、装甲列車第53「シミャウィ」を投入してドイツ軍に最大限の損害を与えようとしたのだった。

【GBSUシリーズについて】
「Great Battles of Small Units(GBSU)」シリーズの一作。ダイスの代わりにトランプをランダマイザーとして用いており、主導権に焦点を当てているのが特徴です。『装甲擲弾兵(PG)』(エポック)シリーズを彷彿とさせます。

即ち、PGでは主導権側だけが自発的な射撃と突撃を行えるというアドバンテージがあり、あるターンに主導権を取ると次のターンに再び主導権を取る確率が10%低下します。ゲーム中盤で主導権を取る確率は拮抗しますが、それでも確率を無視して主導権を取り続けて嬉しい/苦しい展開が訪れたりして、その状況をどのように活かすか/脱するか、戦術指揮官として悶え苦しむのが楽しい作品です。

GBSUシリーズもこれによく似ていて、毎ターン主導権側だけがユニットをアクティベートできます。アクティベートできるのは1フォーメイションに所属する全ユニット、または異なるフォーメイションに属するユニット(及び砲兵射撃や航空攻撃)を選べますが、後者の場合は判定が必要です。

主導権はカードのスート(ハートやスペードなど)で表され、ゲーム開始時に攻勢側により多くのスートが割り当てられます。毎ターン、カードを1枚引き、そのスートが割り当てられた陣営が主導権を得ますが、そのスートは次のターンには敵の手に渡ることになります。PGほど極端なことは起こりませんが、GBSUも連続して主導権を得る確率があること、主導権を取ると、相手が主導権を得る確率が高まること、という点で次第に混沌としていく戦場を表現しています。

もう一つの美点は、カードを引いて何かを判定する際、デッキからランダムに引くのか、手札から任意の1枚を出すのかを選べるという点。手札は、戦場の霧の中で自分が確実に掴んでいる情報、計算できる戦力とでも言えるでしょうか。あるいは戦闘前に十分に準備された計画を表しているとも言えます。部隊運用の駆け引き(戦術的手腕)と、手札の使い方(作戦的手腕)が物を言う面白いシステムです。










コンポーネント:
  • ルールブック: A4判11ページ
  • マップ1枚
  • 1/2インチ角駒シート1枚
  • シナリオ・シート一式
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