ノモンハンの国境線―「日ソ戦争」への長い道

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4,500円(税込4,950円)

「ノモンハン研究は、この戦争のはじまりも終わりも明らかにされないまま、ただひたすら戦場の細部、人間関係の描写にこだわる人たちによって担われてきた。そのすべてが無駄だとは言わないが、時には真の問題から眼をそらす役割をはたすことがある。研究を戦場マニア、武器マニアの独占から解放しなければならないゆえんである」(田中克彦)

B5判415ページ+α

7つのキーワード:
「モンゴル」「ロシア/ソ連」「中国」「日本」「満洲国」「国境」「戦争」

4つの観点:
1)モンゴル民族の独立と統一
2)ノモンハンの国境線の実態と変遷
3)日本の国境認識
4)満洲国をめぐる国境紛争の実相

を組み合わせながら、モンゴル民族が清朝に服属する1680年代から中国とモンゴルの国境が確定する1960年代に至るまでの期間を、特に1930年代のノモンハン前史を中心に描いています。
田中克彦『ノモンハン戦争』の問題意識を批判的に受け継ぎ、西部内モンゴルの動向や満ソ国境紛争にまで視点を広げ、「日本史」でも「戦史・戦記」でもない立場から、しかし一方的にモンゴル民族の立場に肩入れすることもなく、ノモンハン戦争の原因と結果を探ります。特に3)4)の視点に関してはこれまで利用されてこなかった多くの日本側史料を発掘し、様々な新事実を明らかにしています。

『軍事史学』第55巻第3号にて書評掲載。

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