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ガリシアの戦い(1914年)をテーマにした作戦級ゲーム
【日本語PDFルールあり】PW97- Galicia 1914
7,000円(税込7,700円) 〜 8,000円(税込8,800円)
70 ポイント還元
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2105-PW97
【日本語PDFルールあり】PW97- Galicia 1914
7,000円(税込7,700円) 〜 8,000円(税込8,800円)
70 ポイント還元
『Galicia 1914』は第一次世界大戦におけるロシア軍とオーストリア=ハンガリー軍による、ポーランド南部ガリシアの平原での衝突を描いた2人用ウォーゲームです。両軍が行った攻勢、オーストリア=ハンガリー軍によるルブリンに対する作戦と、ロシア軍によるレンベルクに対する攻撃がカバーされています。

ゲーム・システムはシンプルですが歴史的再現性が高いもので、例えば戦闘は兵力が多いほうが勝利する(敵を退却させる)可能性が高いですが、どれだけの損害を与えられるかは火力によって決まります。ゲーム・スケールは1ターン=2日間、1ユニット=師団/旅団で、マップ上の1ヘクスは約12 kmに相当します。

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本商品にはPDF版ルールブックを無料で用意していますが、印刷・製本されたルールブックをご希望の方は「印刷」のオプションを選択してください(別途料金が必要です)。ルールブックの印刷・製本後の発送になるため、受注から発送まで7日前後をいただくことがありますので、あらかじめご了承ください。

クレジット: Battle for Galicia, 1914 (2006)
  • ゲーム・デザイン: Michael Resch
  • グラフィック: Knut Grünitz, Michael Resch
コンポーネント:
外部リンク:

レビュー

イカとタコのガリシア風と聞いてこのガリシア地方かと思いました(違
  • たぬぬ
  • 60代以上
  • 男性
  • 2024/10/17 23:33:02
1914年のガリシアの戦いというと結構ゲームになっていて、有名なとこではSPIのSerbia/Galiciaあたりがすぐに出てくるのかな?SPWGamesのGalicia-The Forgotten Cauldronなんかもあるし、The World Undone: 1914 - Galitziaはまだこちらで入手できるので人気のあるテーマなのでしょうか。
SPIのはセルビア戦線も同一ゲーム内で処理されてガリシアの守りをとるかセルビアを懲らしめるかの選択がフレーバーになってます。
で、このゲームだとガリシア戦域のみがテーマで、ロシア軍に対してレンベルグやプシェミシル要塞を守り切れるかという視点になります。オーストリアハンガリー軍は対するロシア軍に規模でも錬度でも分が悪く、ロシア軍の援軍がそろってしまうとちょっとこれは…な感じになりかなり苦しい。でもコンラートは勝つつもりで攻勢をかける気でいますから。システム的に大軍があまり活かせないところがあって、ロシア軍はなんだかんだローオッズでの攻撃を数撃つ羽目になります。AH軍は防御に向いた地形もないので、限定的にでも攻撃を仕掛けて小包囲や側面攻撃を狙っていかないと追い詰められてしまうのは目に見えています。
上手くやればロシア軍の中央部の戦線が薄いところや左翼のルブリン方面は押せるかもしれません。
でも右翼方面からはレンベルグに向けて損害覚悟で突っ込んでくるロシア軍をさばききれるか、という作戦的な駆け引きが楽しめるでしょう。
ゲームシステムでいうと戦闘比を決めて2d6を振り、損害表での損害DRMを決めて両軍の損害をd6で判定するのが肝になります。両軍の合計参加兵力と砲兵値により損害の規模が変わり、戦闘効果値(CE)に損害を受けてやがてステップロスを受けていきます。この戦闘システムはペーパーウォーズ#89,Burning Mountain1916とパラベラム#11,Inferno sull Isonzoでも採用されていて、スケールの違いで1へクス12kmに対して2kmから、こちらの砲兵はユニットに含まれて数値化されているのに対し、BurningとInfernoは別ユニットとして、移動/砲座のモードがあるという違いがあります。
戦闘システムは戦闘比からの損害DRMと戦闘規模のDRM、砲兵DRMを覚えておくのに手間がかかりますが、それなりに慣れることもできました。ちょっと注意点として戦闘比の結果で「影響なし」だと損害もないのかと思ってしまいますが、どうも損害DRMに影響がないだけで損害のd6自体は振らなければならないようです。
ルール8.5ステージ5で両プレイヤーは損害を参照するとあり、あっさりしすぎな記述ですが戦闘すると無傷ではいられないようです。CEのロスだけならユニットを休ませれば回復できますが、休ませるだけの余裕があるかというと難しいでしょう。どこを攻めるか、どこまで損害覚悟で進むかがプレイヤーの選択となり、作戦の楽しみでしょう。
(ここからは余談)
Garitia1914のデザインは Michael Resch氏で初出は2010年Oregon Consimらしいのですが、DTPで2007年あたりには出版されていたみたいです。
同一システムのStrafexpedition1916(BurnningMountain)の初出は2011年でデザイナーのAndrea Brusati氏は Michael Resch氏の許可を得てシステムを採用したそうです。
同一システムのゲームが3つあると、もう一つ作ってクアドリにして!と言い出すオールドゲーマーとしてはAndrea Brusati氏にピアーヴェかヴィットリオ・ヴェネトをお願いしたいところです。(両方でもええんやで?)
それでここからは妄想。
PB#11、PW#89のデザイナーはAndrea Brusati氏ですが、1916年のイタリア第1軍の将軍にRoberto Brusatiという人物がいます。ちなみにStrafexpeditionの直前に第1軍司令官をカドルナとの対立により解任されています。General Ugo Brusatiという人物も国王の副官としていました。(wikipediaより)
ひょっとしたら関係者なんでしょうか?まあそんな妄想もシミュレーションゲームの楽しみの一つということで。
第一次大戦好きとしては評価4なんですが、SOLD OUTの商品のレビューを書くのは内心忸怩たるものが…だって手に取ってやってもらえないし…
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