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戦時急造駆逐艦〈桐〉が立ち向かった苛酷な現実!!
「たんたんタヌキ♪」の出撃歌!駆逐艦「桐」の生涯【前編】
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PO-2201
「たんたんタヌキ♪」の出撃歌!駆逐艦「桐」の生涯【前編】
1,000円(税込1,100円)
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太平洋戦争の末期、自らを「狸部隊」と呼称し、戦闘のたびに「狸(あるいは南無)八幡大菩薩」の旗を掲げ、乗組士官は胸に狸マークのバッジをつけ、しかも出撃時には「たんたんタヌキの○○は♪」という歌を皆で合唱していた……という駆逐艦があった!

そんな話、容易には信じられないでしょう。

太平洋戦争の末期と言えば、日本の敗勢が極まり、特攻が常態化し、国民の日常生活も空襲などで崩壊していた時期。あまりに異常で奇想天外です。しかし、この話はどうやら事実だったようなのです。

その駆逐艦の名は〈桐〉。松型駆逐艦の戦時急造艦としての性能と自前の艦歌、そして「狸部隊」の自称で苛酷な現実に精一杯立ち向かった日本海軍きっての異色の駆逐艦でした。

収録内容:
第1章 「たんたんタヌキ♪」の出撃歌! 駆逐艦桐の誕生と「駆逐艦『桐』の歌」、そして「狸部隊」の謎
第2章 桐が見た地獄 第九次多号作戦(前) 最後のレイテ輸送作戦
余録(1) 雑木林たちの歌 敗勢の中で唱和された松型駆逐艦の艦歌
余録(2) 防空駆逐艦若月の終焉 オルモック沖、レイテ島、マニラ市街……三つの地獄を見た生存者たち

【作家名】内田弘樹、桐沢十三
【発行日】2021/12/31
【判型】B5
【総ページ数】28
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