L'or and l'acier（黄金と鋼鉄）: ルネサンス初期の1453年から1526年にかけての戦争を、戦略・作戦レベルでシミュレートし、野戦や攻囲戦を戦術的に解決していくシリーズです。シリーズには1474-77年のブルゴーニュ戦争と1465年の公国戦争の2作（Vae Victis誌）があります。

本作は、1515年9月 13〜14日イタリアのマリニャーノ（現メレニャノ）で戦われたフランス＝ベネチア連合軍とスペイン側のスイス軍との戦闘を再現しています。ミラノの領有権をめぐってフランスとハプスブルク家は争っていましたが、スペイン勢力を駆逐するため、フランス国王に即位したフランソア1世はベネチアと同盟してミラノ公国に攻め入りました。しかしミラノと同盟していたスイス軍との戦闘になりました。ベネチア軍と結んだフランス軍がスイス軍を破り、1515年11月に両者の間で和平協定が結ばれ、ミラノはフランスの支配下に入りました。