『Manile: The Savage Streets, 1945』はRevolution Gamesのソリティア・ゲーム・シリーズ「Solitaire Area Movement」の第2作目で、1945年2月からのアメリカ軍によるマニラ掃討作戦がテーマ。プレイヤーはアメリカ軍を指揮し、ゲーム・システムによって統制される日本軍のマニラからの駆逐を目指します。

アメリカ軍はエリア＝インパルス・システムを彷彿とさせるエンジンを用いて南北からマニラへと攻め込みます。どのように市街地を攻略していくのか、不十分で不安定な補給をどう使って攻勢を組み立てるのか、プレイヤーは大いに悩むことになるでしょう。

一般市民や避難民保護のための戦闘ペナルティ、建武集団・振武集団による斬り込み、アメリカ軍各師団の戦術的休止などがイベントで再現されています。ドイツ軍のスターリングラード戦と異なり、付帯的損害（コラテラル・ダメージ）を最小限にしたいマッカーサーが下した決断──砲兵の使用制限と近接航空支援の禁止がプレイヤーの足かせとなっています。